スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

大崎市民病院建設事業 現段階&問題点と課題についてのご報告

大崎市民病院本院の建替え事業の現段階での問題点と課題についてご報告申し上げます。
今後も皆様のご協力をいただき、諸課題に取り組んでまいりたいと思います。
2012年1月  日本共産党大崎市議会議員団

現段階と問題点・課題について(ご報告)

今どういう段階か
「実施設計がほぼ終了」、「3月には建設工事に着手する予定」
(2011年12月8日 大崎市議会本会議 伊藤康志市長「行政報告」)

「実施設計がほぼ完了し、最終的な取りまとめの段階に入っている。・・免震構造の性能評価については、国土交通大臣に認定申請を行い、年明け早々には大臣認定が得られる見通しとなっており、その後、一般の建築確認に相当する「計画通知」を提出・・・これら一連の法的業務を2月までに完了させ、3月には建設工事に着手する予定であります」(昨年12月議会初日・8日の市長行政報告より)


穂波地区への移転反対・現在地建替えを求める声が多く、いまなお釈然としないという市民は少なくありません。しかし、法的には事業予算が議会で「賛成多数」で可決されていることから建設に向けての作業は進められているのです。そして、今の段階は市長行政報告のような状況になっています。





多くの問題を残したまま、説明責任を果たさないままでいいのでしょうか
平成22年度病院事業会計決算に、日本共産党議員団は反対しました


 昨年の9月議会で承認を求めらたれた平成22年度大崎市病院事業会計決算に私たち日本共産党議員団(鎌内・遊佐・木内・小沢)は反対しました。反対の態度をとったのは私たち以外では高橋議員(セントラル大崎)だけで、決算は認定されました。
私が反対討論を行いましたがそれは以下のような理由からです。


1.移転問題での説明責任を果たさないままでの強行を厳しく批判
【その1】 現在地建替えの「病院建設基本計画」策定直後に、穂波地区への移転に向けた資料作成作業を指示したのは誰か?なぜか?

大崎市は、平成20年度において2千2百万円の予算を計上、旧1市6町の住民代表、医師会代表、東北大学教授などなどによる病院建設基本計画策定検討会議を設置。諸準備を行う市職員によるプロジェクトチーム(市職員22名、内、病院からは医師3名を含む15名のスタッフで構成)をつくり、資料を整え検討を重ね9月には本院建設を「現在地敷地拡大型」で行うことなどを含む「基本計画(中間報告)」をまとめ、年度末の平成21年3月、「基本計画書」が私たち市議会議員に配布されました。
 ところが、その計画実行に責任を持つべき専任の「病院建設整備局長」となった並木氏は、4月早々、密かに、ある一人の病院建設課職員に対し“現在地建設より穂波地区への移転がよいとする資料作り”を命じていたのです。
平成21年9月の議員全員協議会の場で私が「なぜこんなことを単独で指示したのか」を質したのに対し並木局長は「私は何ごとも一人でやったことはなく、全て市長と相談をしてやっている」と答えたのです。
 並木局長が指示して作成させた資料は、その後、“現在地をやめ穂波地区への移転をすべし”と話し合われた平成21年7月29日の市民病院医局会で並木局長の説明資料として活用され、穂波地区への移転の材料にされたのです。
並木局長の議員全員協議会での発言がその通りとすれば、民主的議論を尽くして策定された「病院建設基本計画」の執行責任を持つ市長が、その計画に反する背任行為に走ったことになります。
ところが市長は、並木局長に発言の撤回を求める様子もなく、そのまま局長として穂波地区への移転建設を進めさせています。
この経過は、多くの市民が知って疑問を持っていることなのに、納得のいく説明はいまだなされていないのです。



【その2】公式の場で、伊藤市長は“医局会長からの「穂波地区への移転要望書」は受け取らない”と表明していながら、なぜ受理したのか

 平成21年7月31日の市民病院建設に関わる調整会議(正副市長、病院事業管理者・病院正副院長らで構成)は、現在地建て替え用地買収への未同意者から、8月中に同意を得られるよう全力を挙げることを申し合わせていました。
その打ち合わせの終わり際に、並木病院建設整備局長から“院内に、市長宛移転建設要望書提出の動きがある”旨の報告がなされました。伊藤市長は、院内のあちこちからの要望書を受け取っていたのでは混乱することから“受け取らない”とする意向をその場で表明していました。以上は、会議出席者が話していることですから事実と思います。
ところが、市長は一転、8月5日、壷井医局会長からの「要望書」を受け取り、それが一部マスコミに掲載されるという舞台まで準備されていたのです。
調整会議で決めた「8月に、未同意者の同意を得るための全力をあげた努力」方針は放棄され、穂波地区への移転に向けた作業が、その後、急速に進められ今日に至っているのです。この疑問の多い経過についての説明は全くなされていないのです。
“「大崎市民病院医局会」は公的な組織ではないから・・・”

ところで、私が事務局の一員となっている「大崎市民病院本院の現在地建て替えを求める連絡会」は、医局会長宛に公開質問状をお届けした。その内容は例えば、
● 穂波の郷の地盤などを判っていて移転を要望したのか
● 検証会議に出席した医師代表の一人が「現在地はお寺、お墓が近く線香の臭いがするので移ったほうがよい」と発言されたが、それが先生方の一致した見解なのか
というようなもの。
石堂病院建設部長の報告によれば、壷井医局会長は当初「質問状を受理するしないを医局会で相談する」。その後「医局会で検討したところ受理することになった」。さらにその後「回答について、まとまらなかったので回答できない」―こういうことでした。
議会で取り上げても、医局会は大崎市民病院内の公的な組織ではないので病院としてとやかくできないーこれが答弁です。そうだとすれば、市長の対応はなんだったのでしょうか。


私の指摘に対する市執行部の答弁(要旨)

執行部を代表して門間病院建設課長が市議会の場で答弁した要旨は次のようなことでした。

●「当時、病院建設課にいなかったので正確には分らないが、並木局長が平成21年度4月早々に資料作成を指示したのは全戸からの同意が得られないと思ったからと思う。」


とんでもありません。①平成20年10月から12月にかけて病院建設整備局が実施した全地権者を対象とした用地買収のための「立ち入り調査」には全地権者が同意していたのですから同意を得ることのできる可能性はなかったわけではないのです。②平成21年7月27日付建設整備局名の文書で、地権者に用地買収スケジュールなどを配っていることからもこの答弁は事実をごまかすものとしか言いようがありません。

●「移転に関する説明会は旧市町単位を含め開催しており、説明責任は十分果している。」


説明会は何度か開催されましたが、私が指摘したような市民が持っている疑問に答えたことはありません。説明会では、全ての会場で発言者の多くから、移転建設への疑問と反対の声が出されたのが真実です。




2.最も大事な「安全・安心」面についてまともな検証は実施されたか
─将来にわたって【想定外】ということのない検証が必要─


大崎市民病院本院は、宮城県北唯一の救命救急センター機能を持つ災害支援拠点病院です。その建設場所として、「穂波地区の市有地」は安全・安心が担保されているかどうかは重大な問題です。

大崎市議会から市長への「緊急要請書」と市長・市執行部の対応
―大学等専門家に安全性の検証作業を依頼すると答えていたが─


東日本大震災の後、大崎市議会は市長への平成23年4月21日付「緊急要請書」で「市民病院本院建設予定地について、周辺に於ける今回の地震による影響等改めて安全性の検証を行うこと」を市長に求めました。
それは、地震発生後、議会民生常任委員会が調査したところ、市民病院予定地周辺の公共施設―「パレットおおさき」、古川第5小学校、古川南中学校、古川稲葉児童館―やケーズ電気、カインズホーム、ヨークベニマル等の大規模店舗が大きな被害を受け、周辺の民間住宅地に液状化によると見られる被害が発生し、穂波地区と同様の地質・地盤に立っていた古川東中学校が「全壊」状況になったこと、また、穂波地区の西側を流れる多田川・渋川・渋井川の堤防が液状化などにより少なくないところで崩れ、水害の危険もあるからでした。
これに対し市執行部は当初「被害状況等の把握、地盤の特性も大学の先生方にお願いし検証してもらい、市民の不安に応えるようにしたい」と答えていました。(平成23年5月17日開催、大崎市議会大震災対策調査特別委員会での小沢質問に対する市民協働部長答弁)
ところがこの検証作業は、専門家でなく、市民病院建設整備課に“丸投げ”され、9月議会では「検証し安全が確認された」(病院建設課長)としているのです。




穂波地区移転関係事業予算が議会で可決され所作業が進められる中
市議会で日本共産党市議団が特に指摘してきた問題点


 日本共産党市議団は、穂波地区での建設を前提に、設計業者・施工業者が決められ契約にもとづく実施設計業務が行われ、間もなく建設工事が始まる、という段階では、最低限のこととして「安全・安心が保障される病院建設」が課題、と考え、その観点から問題点を指摘してきました。それは、勿論、安全が保障できない場合、建設場所を振り出しに戻すこともありうるという立場でもあります。日本共産党市議団の指摘と市執行部答弁の要旨を紹介します。

1、「腐植土層を主とする地盤」と病院の支持杭を支える「支持地盤」選択の問題

【小沢】
 設計・施工を受注した久米設計・戸田建設JVの「技術提案書」では、安全・安心で最も重視されなければならない9階建ての病院本体を支える支持杭の「支持層」を、地質調査報告書で「最も信頼できる」深さ約50mの「洪積第3礫質土層」ではなく、それよりも劣る浅い地盤にするということだが、最も信頼できる支持層にすべきではないか。

(門間病院建設課長答弁)
 深くなれば予算もかかるが、深さ34mにもN値50の強固な地層がある。石巻赤十字病院も固い支持層まで60mもあったが途中までにとどめた。それでも今回の地震で大丈夫だった。


【小沢】
 私は、石巻赤十字病院には今回の地震前と地震後の2回視察に行っている。石巻赤十字病院の建設場所は、地下50m以下に天然ガスがあり危険なので摩擦杭工法により基礎工事をしているのだ。工事費を安くする理由から考えるべきではない。
大崎市が発注した栄和技術コンサルタントの地質調査報告書でも、病院を支える「最も信頼できる支持層」は深さ約50mから出てくるN値50のところ。34m付近からの地層はN値50以上が連続する層は十分なほど厚くはない。
平成22年1月29日付東北大学大学院地質工学の風間教授による「地質調査結果の検討報告書」では、宮城県沖地震被害予測でー「当該地点は沖積低地に堆積している軟弱地盤。よって、およそ3倍程度の地震動の増幅があることが予測されている」と指摘されている。よって「最も信頼できる支持層」に変えるべきではないか。

(市執行部答弁)
 (※再検討する意思は誰からも示されませんでした)

2、地盤改良などもしないで、駐車場は大地震に耐えられるのか


【小沢】
 穂波地区の市有地は「腐植土層を主とする」軟弱な地盤のため「地盤改良」をしないと、地質調査で明らかになった地震発生の際の液状化などで駐車場が損壊し使用不能になる危険があると思うがどうか。

(門間病院建設課長答弁)
 載荷盛土をしているのであのまま舗装しても大丈夫との判断だ。

【小沢】
 石巻赤十字病院の場合、基礎工事に要した費用に匹敵する予算で必要な部分の地盤改良が行われ今回の地震でも効果を挙げている。金をかけなければいいというものではなく、安全安心が保障されるようにすべきではないか。

(市執行部答弁)
 (※私の指摘と意見へのまともな対応意思は示されませんでした)




実施設計・施行業者を決める「DB型プロポーザル」結果
─最低制限価格すれすれの”離れ業”に近い金額提示で選定さる─


設計と施工業者に共同企業体を組ませることにより工期を短縮できる方法とされるのがデザインビルド型(DB型)。プロポーザル方式は一定数の委員を選び、技術提案の内容と入札金額等の評点をそれぞれの委員から提示させ総合的な評価で契約業者を決める方法と言われていますが、委員になるメンバーによって結果に問題が生じる場合もなくはありません。

「最低制限価格」を割れば失格―結果は離れ業とも言える“スレスレ”

平成22年12月10日を期限に提出された技術提案書と入札金額で審査が行われ久米設計・戸田建設共同企業体(JV)が契約企業となりました。
入札金額が最低制限価格を下回ると失格となりますが、実施設計・工事費とも最低制限価格をそれぞれわずか10万円超えるというキワドイ結果で久米設計・戸田建設共同企業体が選定されました。
並木病院建設整備局長も選定のための委員の一人で、久米設計・戸田建設JVの技術提案書等に、ただひとり100点満点の評価をしていました。
予定価格に比べ約15億円もの低額契約となりましたが、その金額の範囲内で完成品(病院建設)と企業利益を上げるということになるのが常識です。
しかし、日本共産党市議団が指摘するような安全・安心に関わることが、そのことによって退けられていいはずはありません。

(参考資料) 設計・施工を受注した久米設計・戸田建設JVの入札結果

大崎市設定の
予定価格
大崎市設定の
最低制限価格
久米設計・戸田建設JV提示の
札入れ価格
札入れ価格の最低制限価格比率
実施設計業務169,060千円101,600千円101,700千円100.09842
工事施工業務9,522,910千円8,110,000千円8,110,100千円100.00123

質問・質疑されれば答弁に立たなければならない“執行部席”に座らず、
傍聴席に座って“傍聴”する並木病院建設整備局長

 並木病院建設整備局長は、病院建設場所問題でも設計・施工業者選定問題でも重要な立場にあります。小沢市議団長は、建設場所問題をめぐっての疑門解明のため、市議会の本会議等正規の議会会議への並木局長の出席を議長に求めました。ところが、“患者様の予約”を理由に本会議等正規の会議への出席は拒まれ、平成21年10月の本会議開会前に開かれた議員全員協議会だけの出席だけとなったのです。そこで本書2ページに掲載したように「私は全て市長と相談しており、独断でやったことはない」旨の発言があったのです。
 その後、本院建設場諸問題だけでなく、並木局長にもかかわる岩出山分院と本院建設の業者選定をめぐる過程でも不明朗な問題があり、私は本会議や委員会で取り上げてきましたが、並木局長は質問を受ける執行部席に一度も出席していません。しかし、質問・質疑を受けることのない一般傍聴者用の「傍聴席」に座っていたことがありました。
 
3、 久米設計・戸田建設JVの技術提案書で「水没の危険があるので地下室はつくりません」とされているのに院内保育所の一部(玄関と部屋)を「地下室」にしていいのか

【小沢】
 久米設計・戸田建設JVの「技術提案書」―「災害時のリスク回避」の中で「病院機能の維持を図るため1階レベルを周辺地盤より高くして万全を期し、水没の恐れのある地下室はつくりません」と示されているが、そのようにするのか。


(門間病院建設課長答弁)
 大崎市の「ハザードマップ」は、あの地域が18mの高さの段階で、鳴瀬川・江合川の堤防が破堤した場合に50cmの程度の冠水を予測したもの。今は盛土で標高20mを越えているので心配ない、と戸田建設に伝えている。多田川等については100年に一度位の大雨の際でも西荒井の西側までの影響にとどまると考えているので心配ない。

(※ 穂波地区西側を流れる多田川・渋川などの堤防は宮城県の「水防計画書」でも「破堤」の危険があることを示し警戒を呼びかけています。平成13年7月、宮城県により「多田川ブロック河川整備計画」(30年事業)が策定されましたが、古川南土地区画整理事業と合わせ大江川支流・小川江の一部改修を途中まで実施しただけで中断。県の「河川整備計画」事業について“これから30年はかかるだろう”というのが宮城県北部土木事務所担当者の話です。これまで、心配ないと答弁を繰り返してきたので、久米設計・戸田建設JV「技術提案書」の「災害時のリスク回避」の提案も拒否しないと整合が取れないからでしょうが、それは並木局長の100点満点の「評価」とも矛盾するものです。


【小沢】
 実施設計概要を見て驚いたのはエネルギーセンターの「地下1階平面計画」で「院内保育部門(職員専用の保育所)」を置くことになっていること。危険だから地下は作らないのではなかったのか?

(門間病院建設課長答弁)
「地下」とは言っても歩道の高さまで盛土を取り除いてつくるものなので実質的には1階と同じで大丈夫と思う。

【小沢】
 “穂波地区は、盛土して高くなっているから冠水しない”と答弁してきたではないか。その盛土部分を削り取ったら冠水や水没の危険が生ずるとはならないのですか?

(門間病院建設課長答弁)
 (※「大丈夫」以上の答弁はなし)

4、昨年9月20~21日の穂波地区病院建設予定地周辺の内水の状況について
「一時通行止め」となった路線・場所


昨年9月28日の市議会本会議で、穂波地区への移転に積極的だった議員から「台風15号の際の内水の状況はどうだったか」、「台風が過ぎた日の朝、気になって車で回ってみたが冠水で歩けないところはなかったがどうだったか」の質問がありました。
門間病院建設課長は「市街地中心部の冠水が多かったが穂波の病院建設予定地周辺は、そういうことがなかった」という趣旨の答弁をしました。
しかし、実際はそうではなく国道4号線の東西を結ぶ幹線道路3本と周辺地区で冠水が生じ「一時通行止め」となっていました。

(以下の表は、大崎市建設簿建設課作成の資料からの抜粋です)
月日通行止め
時刻
路線名
場所
通行止め解除月日
時刻
19/2121:10都計道・李埣飯川線
福浦並柳線~国道4号線
9/22
5:25
29/2121:20穂波2丁目
(西部オートパーツ裏)
9/22
3:30
39/2121:50穂波2丁目
(堀江工務店~KS電気間)
9/22
3:30
49/2121:50穂波2丁目市道大江5号線
(KS電気裏)
9/22
3:30
59/2122:15指導南町米倉線
(星陵病院~国道4号線)
9/22
0:55
69/2123:40市道稲葉飯川線(国道4号線~カインズホーム)9/22
6:55
79/2123:50稲葉鴻ノ巣
(極楽湯裏~生協センター裏)
9/22
3:10
89/2120:30飯川・高速道路アンダー
99/2121:30小稲葉町・佐倉保育園付近
109/2118:30市道南町団地中央線
南町団地集会所付近歩道
9/22
5:25
119/2118:40栄町~小稲葉町
・星陵病院分院駐車場付近
9/22
3:57
129/2120:40市道稲葉飯川線
北稲葉郵便局~国道4号線
9/22
6:55

旧古川市地域で市道等「通行止め」箇所は25箇所ありましたが、そのうちの12箇所が市民病院予定地とされる穂波地区周辺に集中しています。この地域だけでなく、内水による冠水を防ぐ対策は急がれなければなりませんが現状はこのようになっているのです。

5、穂波地区に出入りする国道4号線と都市計画道路李埣飯川線の交差点は,いまでも混んでおり、市民病院本院開院後は医療活動に支障をきたすのではないか

※ この件については大友議員も質問、市建設部長の答弁は「市民病院移転にあわせアクセス道路整備を進める、として市道新幹線東線(新幹線東側の道路)、同 鶴田線(江合川に架かった上埣・鶴ケ埣間の橋から国道108号線までの道路)を挙げました。
これで交通混雑が解消できると本気で考えているとすればとんでもないことです。

※ また、穂波地区に近い西荒井に住む相沢議員は「国道347号からJR陸羽東線を超え穂波地区と結ぶ道路をつくらなければ交通の大混雑が生じ大崎市民病院は“迷惑施設“と言われるようになるではないか」と質問。市建設部長は「新市建設計画にも大崎市の10年間の総合計画にもない」と実現は困難という趣旨の答弁をしています。

最近の交通量調査などをもとに抜本的対策を講じなければならないのに「交差点の右折レーンを延ばすことで解消に努力」というのが国道4号線と都市計画道路李埣飯川線の唯一の交差点混雑「解消策」になっているのが現状です。


「穂波地区の地質と地震との関係」
―私たちが独自に依頼した専門家の見解―

小沢市議団長は、大崎市に数年前に引っ越してこられた地質等が専門の南部正光先生(工学博士・現在東京理科大学非常勤講師)にお会いし、大崎市が株式会社栄和技術コンサルタントに発注し実施された地質調査(ボーリング調査)の「報告書」(平成22年8月)をお持ちし先生の意見を文書にまとめていただくようお願いしました。
南部先生は、近年各種の自然災害等が起きており新たに建設される病院は安心できるものでなければならない、として「最低限、クリアしなければならないのは、①地震対策、②洪水対策、③大火対策を挙げ、「株式会社栄和技術コンサルタントの報告書の内容は立派なものであり、活用すべき内容である」ことを前提にして要旨以下のような意見を寄せていただきましたので紹介します。

1、病院本体を支える「最も信頼できる支持層」について

“ 地質調査を行った栄和技術コンサルタントの「報告書」が
結論付けている「洪積第3礫質土層」が最も望ましい”



理由 病院を免震でつくるということは従来の建物に比べて基礎の支持層に大きな負担がかかることになる。栄和技術コンサルタントの「報告書」でも深さ50mくらいから出現する「洪積第3礫質土層」(層厚約5~13m)が「最も信頼できる支持層」と結論付けているがN値(固さ度合いを示す値)から判断して私もそう考える。
栄和技術コンサルタントの「報告書」では、第2候補として深さ23.7m~25.75mから出現する「洪積第3砂質土層」が提案されているがN値で16程度の“あまり固くない”部分もある。砂層の特性から推定するとN値16を最低値と断定できない。さらに低い値の箇所の存在も考えられる。よって必ずしも好ましくはない。その他の地層は論外である。

「洪積第3礫質土層」の問題点は、作業費用が大きくなること

理由 支持杭を約50mの洪積第2礫質土層まで達するようにするには、途中にあるN値が高い部分もある洪積第3砂質土層を突き抜なかればならないので作業費用が大きくなる。
 また、事前にボーリングを行い削坑しておく方法もあるが、これも工事費がかさむことになる。

見落としてはならないことー駐車場や道路は免震構造ではない

病院の建物を免震構造としても、駐車場、道路などを免震構造にすることはできません。本地域(穂波地区の市有地周辺)の表層は軟弱地盤で形成されているので、地震発生時には大損害をこうむる可能性が大きい。そのため病院へのアクセスが困難となり、病院が本来の任務を達成できなくなる恐れがある。

2、「洪水」の心配との関係について

近年、本邦で発生した大洪水を参考にすると、最低でも2mの洪水を想定する必要がある。いずれの洪水も「想定外」であったが、今後は“想定内”とすべきであろう。
大洪水に見舞われれば病院は孤立し機能しなくなる。それを避けるためには駐車場やアクセス道路を2mも高くする必要がある。従来、病院の発電装置は地下室に設置されることが多いが、穂波地区の場合、洪水時に発電不能となり緊急事態に病院が対応できなくなる危険がある。

南部先生からは、酒田市の大火災を例に「火災に強い病院」なども含め多方面からのご意見をいただきましたが、そのご意見は、昨年7月9日に大崎市保健福祉プラザ多目的ホールで開催された「大崎市の震災復旧・復興を語るシンポジュウム」(私たち市議会議員有志10人で構成する実行委員会主催)でも紹介され、大崎市震災復興計画策定懇談会や委員会の会長を勤められた東北大学大学院の源栄正教授とも意見を交換されています。




大崎市民病院本院建設問題の今後について日本共産党市議団の見解


大崎市民病院本院建設問題は、市町村合併前から建設場所問題が大きな問題となってきました。市議会に諮られた移転関係予算が多数決で可決されましたが、多くの市民が釈然としない感情をお持ちであることは当然のことであると思います。
しかし、“移転・新築”がすすんでいる今、問題にしなければならないのは、日本共産党市議団が指摘しているような安全性に疑問を残す病院建設でよいのかということなのです。
ここに紹介したのは、議会で議論している主な内容と専門的知識を持つ先生方の意見ですが、市民の間でおおいに語り合い、考えていただきたいと思います。
そして、市民病院本院の移転に反対した市民も、賛成した市民も、少なくても「安全性の検証はしっかり行わせる」という観点からの真剣な取り組みが大事なときだと申し上げたいと思います。
そして、「安心できる安全な大崎市民病院本院の建設」という課題、千手寺を含む「中心市街地の活性化に繋がるまちづくり」の課題で大きな市民の共同が進むよう願うものです。
みなさんのご意見、ご批判も遠慮なくお寄せ下さい。

コメントの投稿

Secret

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
カテゴリー
最新コメント
アクセスカウンタ
最新トラックバック
地区委員会ツイート
地区委員会タイムライン
文字サイズを変えて閲覧したい方はこちらから
←拡大 ←縮小
    無料法律相談
    リンク
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。